素直に謝れない性格を直したい?謝れない理由と謝罪を小さくするコツ
素直に謝れないのは性格が悪いからではなく「恥」の感情かもしれません。恥と罪悪感、メンツについての研究と、謝りやすくなる言い方を紹介します。
Sojiwa編集チームがAIの支援を受けて執筆しました。医療上のアドバイスではありません。

結論: 素直に謝れないのは、良心がないからではなく「自分という人間がダメだ」と感じる恥の感情が原因のことが多いです。研究では、恥は責任を相手に向けやすく、特定の行動への罪悪感は償いにつながりやすいとされています。謝罪を「自分がしたひとつの行動」まで小さくすると、言葉にしやすくなります。
アメリカで行われた研究で、大学生から中学生くらいの子どもまで4つのグループを調べたところ、「恥」を感じやすい人ほど責任を相手に向けやすく、「罪悪感」を感じやすい人ほど自分の責任を引き受けやすいことがわかりました。謝りたいのに言葉が出てこないとき、心の中で起きているのはまさにこの違いです。あなたはたぶん、ちゃんと悪いと思っています。問題は、その「悪い」の種類です。
恥は「私はダメ」、罪悪感は「私はまずいことをした」
心理学者のスチュイッグやタングニーらは、似ているようで逆向きに働く2つの感情を区別しています。罪悪感は、ある特定の行動に向かう感情です。恥は、自分という人間全体に向かう感情です。
罪悪感を感じると、自然と「その行動を直そう」と思えます。謝ることは、いちばんわかりやすい直し方です。ところが恥を感じていると、ミスを認めることが「自分はダメな人間だ」と認めることのように感じられます。だから心は逃げ道を探し、いちばん手っ取り早いのが相手の非を指さすことなのです。
2010年に発表されたこの研究では、恥は相手を責める傾向と結びつき、相手を責める傾向はさらに攻撃的な行動と結びついていました。一方、罪悪感は相手を責めることの少なさや、傷ついた人への共感の強さと結びついていました。対象は学生、思春期の子ども、拘置所の成人など、すべてアメリカの人たちです。日本の職場や家庭にそのまま数字を当てはめることはできませんが、「恥は内にこもらせ、罪悪感は修復に向かわせる」という考え方そのものが、この研究の中心にあります。
「ごめん、でもそっちだって」と、つい「でも」が出てしまうのはこのためです。恥が、重さを半分相手に持たせようとしているのです。
怖いのは「どう見られるか」
もうひとつの研究は、人からの見られ方に注目しています。2022年に米国科学アカデミー紀要(PNAS)に掲載された一連の研究で、リンやゲルファンドらは、評判や立場を強く気にする人ほど謝ることに消極的だと報告しました。主な理由は「謝ったら弱く見える、無能に見える」という予想でした。参加者はアメリカの成人と、アメリカとトルコの大学生です。
最後の研究では、「名誉とは評判ではなく、誠実さのこと」とされる社会について読んでもらいました。すると謝ることがより前向きで効果的なものに見えるようになり、謝ろうという気持ちも比較グループと同じくらいまで高まりました。
つまり、謝れなさは変えられない性格ではありません。謝罪が何を意味するかが変われば、動きます。「謝る=負け」なら難しい。「謝る=自分との約束を守ること」なら、少し楽になります。
謝罪を、恥よりも小さくする
恥があると、どんな謝罪も「人としての判決」のように感じます。それに対抗するには、謝罪をわざとひとつの行動まで小さくすることです。
「私は最低のパートナーだ」と「昨日の夜、光熱費のことを聞かれたときに声を荒らげた」を比べてみてください。前者は恥で、言い訳か沈黙で終わりがちです。後者は罪悪感で、次の一歩が入る余地があります。
謝罪をちょうどいいサイズに保つポイントです。
- 日にちや場面を入れて、ひとつの行動を一文で言う
- 「でも」「もし傷ついたなら」を入れない
- 人目のない場所で、二人だけのときに言う
- 次から変える具体的なことをひとつ添える
謝ることと、すべてに同意することは別だと考えるのも助けになります。言い方は謝りつつ、話していた内容についての自分の考えはそのまま持っていていいのです。
今日できること
先延ばしにしている謝罪をひとつ思い浮かべて、次の問いに答えを書いてみてください。
「私は」で始まり、「でも」を含まない一文で書くと、私は具体的に何をした?
行動をひとつの文として書き出すと、「自分はダメだ」という恥が「あのひとことはまずかった」という罪悪感に変わります。修復を可能にするのは、その罪悪感のほうです。
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