暑い国でも季節性のうつになる?夏に気分が落ちる理由
赤道に近い暑い地域でも、季節で気分が落ちることはあります。冬のうつとは形がちがうことも。チェックしたいサインと受診の目安をまとめました。
Sojiwa編集チームがAIの支援を受けて執筆しました。医療上のアドバイスではありません。

結論: なります。ただ、冬の暗さで起きる典型的な形はあまりありません。暑さや雨、生活リズムの変化をきっかけに落ちることが多いです。見分けるポイントは、毎年同じ時期にくり返すかどうかです。
雨季に入って3週目。今日も午後になると決まってスコールが来ます。ふと気づくと、2週続けて週末の誘いを断っていました。出かけるのがとにかくおっくうなんです。暑い国でも、季節で気分が落ちることはあります。ただ、よく聞く「冬のうつ」とは形がちがうことが多いです。季節のせいかどうかは、毎年同じころに戻ってくるかで見えてきます。
赤道に近ければ季節性うつにならない?
Journal of Affective Disorders(気分障害の専門誌)に載ったレビューでは、季節性うつの多さを調べた研究がまとめて分析されています。全体で見ると、赤道からの距離と患者の多さにははっきりした関係がありませんでした。関係が見られたのは北米の研究だけです。
著者たちは、緯度の影響は小さいと結論づけました。それより気候や遺伝、社会や文化の違いのほうが大きいだろう、という見方です。
つまりクアラルンプールやジャカルタ、バンコクに住む人にも、ちゃんと関係のある話です。こうした街では日の長さはほとんど変わりません。でも実際に浴びている日の光の量は、かなり変わることがあります。厚い雲が何週間も続く。もやがひどくて家にこもる。屋根つきの駐車場からエアコンのきいたオフィスへ直行する。これだと、日が12時間ある街でも光が足りなくなります。
NHS(イギリスの国民保健サービス)は、毎日外に出ることを役に立つことのひとつに挙げています。熱帯なら、晴れの日を待つ必要はありません。雨が降りにくい時間帯に少し歩くだけでも十分です。
夏に気分が落ちる「夏うつ」もある
NHSによると、夏に調子が悪くなり冬に楽になる人もいます。よくあるパターンの逆ですね。冬のタイプについては、いつもより長く眠る、朝起きられない、炭水化物がやたら欲しくなる、と説明しています。眠気を起こすホルモンのメラトニンが増えることが、理由のひとつとして考えられています。
一方、2024年にCureusという医学誌に載ったインドの症例報告は、その逆のケースです。40代の男性が、毎年夏になると抑うつ状態になっていました。眠れない、食欲がない、体重が減る。そして涼しい季節が来ると毎回よくなりました。著者たちは、暑さによるストレスや免疫の反応が原因かもしれないと述べています。たった一人の例なので証明にはなりません。それでも、夏のタイプが冬とはまったくちがう姿になりうることがわかります。
だから大事なのは、落ち込みそのものより「どっちに振れているか」です。自分の1週間で、次の3つを見てみてください。
- 睡眠: いつもより長くて深い?それとも短くて途切れがち?
- 食欲: ごはんやパン、甘いものが欲しい?それともほとんどお腹がすかない?
- 元気: だるくて体が重い?それとも落ち着かずイライラしやすい?
どちらかにはっきり偏っていて、しかも毎年同じころに起きるなら、メモしておく価値があります。医師がいちばん知りたいのも、まさにこういう情報です。
季節のせい?それとも行事や仕事のせい?
季節によるパターンを調べるとき、医師は気分がどう移り変わってきたかを聞く、とNHSは書いています。つらい雨季が一度あっただけでは、パターンとは言えません。毎年同じ週に同じように落ちるなら、それがパターンです。
東南アジアや東アジアの多くの地域では、天気と同じ時期にいろいろな行事が重なります。年末の締め切り、試験期間、学校の長期休み、お祭りにあわせた長い帰省や家族行事。こうしたものが、モンスーンや涼しい季節とちょうどかぶることがあります。
見分ける方法はあります。天気が原因なら、仕事や予定が変わっても落ち込みは天気についてきます。行事や仕事が原因なら、締め切りがずれれば一緒にずれますし、試験の日程に合わせて毎年動きます。
落ち込みがほぼ毎日続いて、仕事や睡眠、食事に支障が出ているなら、医師に相談してください。生きていたくないと感じるときは、季節が過ぎるのを待たないでください。すぐに医師か相談窓口に連絡してください。
今日できること
いつもの自分とくらべて、今の睡眠・食欲・元気は増えている?減っている?そして去年の今ごろ、生活では何が起きていた?
季節のパターンは、何年か並べてみないと見えてきません。去年の3月にどう眠れていたかなんて、記憶ではまず思い出せませんよね。今どっちに振れているかを書いておけば、またこの時期が来たときに、くらべる材料になります。
ワンタップでチェックイン
今日の気持ちを記録して、気分の移り変わりを見てみましょう。
Sojiwaの「日記の履歴」では、書いた記録を「カレンダー」で見られます。日記を書いた日には、気分の色の小さな点がつきます。また同じ季節がめぐってきたら、同じ週までさかのぼってみてください。去年と同じような点の並びになっているか、確かめられます。


